「まがいものの乙女たち」に向けてインタビュー② 橋本美咲さん
「まがいものの乙女たち」へ向けてインタビュー第二弾は、福岡女学院大学四年生の橋本美咲さんです。昨年のコラボレーションライブStarting overで素敵な写真をたくさん撮っていただいた橋本さん、今回は役者で参加頂きます。(写真は自分が撮られるとなると、照れ臭いようです)
—-それでは、色々お話聞かせて頂きたいと思います。
橋本美咲さん(以下橋本):福岡女学院大学表現学科4年の橋本美咲と申します。よろしくお願いいたします。
—-演劇だけに限らず、いろいろやってますよね。
橋本:高校で演劇部と合唱部に入っていました。高校で演劇に触れて、大学でもやりたいと思い、女学院の表現学科へ入学しました。何度か公演に携わり、今、という感じです。表現活動では、軽音や写真等、あっこれいいなと思ったものは、どんどん首を突っ込んでしまうたちで、色々やってきてよかったなと思いつつ、後悔しつつ…という感じです。
印象に残った公演・役について
橋本:高校の頃、初めて公演をやったときはとても記憶にあります。クリスマスの演劇を作り、見習いのサンタが立派なサンタになるまでの公演をしました。私はその教官の役をして、ハエたたきで見習いを鍛える…というシチュエーションだったのを覚えています。それがとても楽しくて、続けようと思ったきっかけなのかもしれません。今思えば、「ないな…」という感じなのですが。若気の至りと言うか…。
—-灯台とスプーンの印象についてお聞かせください。
橋本:メンバーを知り、一年生の頃に参加した舞台制作演習(田村・柳田が参加)を思い出し、ああ懐かしいな、というのがはじめの印象でした。田村さんの舞台の作り方というか、演出方法を覚えていて、コラボレーションライブを観たときも、ああなんか、いいな……と。
—-Starting overでは写真を撮って頂きました。
(橋本さんに撮っていただいたStarting overの写真)
橋本:写真、趣味でしかないのですが、撮らせて頂けてとてもうれしかったです。あまり触れることのない世界というか、うーん、なんて言えばいいんですかね、現実的であり抽象的であり、静かな空間でした。どこを撮っても絵になるな、という空間だったので、画面がきれいでとても楽しく撮らせて頂きました。
深町将詞さんの印象
橋本:深町さん。今回また、音楽で参加されてますね。最初の印象は、足の長いひとだと思いました。Starting overは演劇と音楽の組み合わせでとても独特な感じが出ていて。音楽の力もすごくあって。ギター1本で、演劇に対して影響あたえられるってすごいな、と、セッションみたいだなと。全体がベストマッチな感じでとても雰囲気がよかったです。「まがいもの〜」も、これから合わせていくのがとても楽しみです。それで、Starting overの写真なんですが、ああいいなあいいなあと思いながら撮っていたら、深町さんだけでなく、すごく足の写真が多かったんですよね、自分でもびっくりしました。無意識で……。
「まがいものの乙女たち」について
—-作品の印象等はありますか。
(稽古中の様子)
橋本:読んだとき、ああ、あああ……と。画面が浮かぶような、いろいろな女の子の姿が浮かびました。元々やりたいと思っていた役からは外れてしまったのですが、結果として自分の性格にとても近い役をいただいたなと思います。
—-その役についても、何かあれば聞かせてください。
私、小さいときに、自分の字がコンプレックスで、いやだなあと思って、家の近くにあったドラム缶で自分のノートを全部燃やしたんですよ。小学校のとき。ついでにいらない段ボールとか、燃やしました。本当は良くないんですけど…小学生だし……。そういうところが似てると思います。(どんな役なのかは、お楽しみに)
—-最後に一言、おねがいします。
橋本:この作品は、場によってすごく空気が変わるというか、変化の差を出せると思っています。ひとつでも多く、彼女なりの考えを引出せるような演技ができたらいいなと思います。ぜひ観に来てください!
灯台とスプーン第二回公演
「まがいものの乙女たち」
作・演出:田村さえ
日時
2016年2月
19日(金) 19:00~
20日(土) 14:00~/18:00~★
21日(日) 14:00~/18:00~
★…深町将詞氏によるアフターライブ有。
開演30分前より開場いたします。
会場
紺屋2023 konya-gallery
(福岡市中央区大名1-14-28 第一松村ビル202)