DENGEKI vol.8「夏休み夢日記」レポート&シーン抜粋動画

ご挨拶

9月23日に開催されたDENGEKIで、灯台とスプーンは短編作品「夏休み夢日記」を上演させていただきました。台風の影響により、22日予選が中止となってしまいました(ご来場予定だった方、大変申し訳ありません。)が、本戦の日に全団体が上演を行うことができ、九州のさまざまな劇団さんと交流の機会にもなりました。お越しいただいたみなさま、実行委員のみなさま、誠にありがとうございました。

「夏休み夢日記」について

「夏休み夢日記」は、1945年の夏休みを生きる少女「キヨ」と、その20年後・1965年の夏休みを生きる「マリア」が夢の中で友達になるお話です。

劇団内で「戦争の話をいつか作りたいと思っている」という話をしたことをきっかけに、今年の春、劇団員・柳田詩織のおじいちゃんに取材させていただき、一人の少年の目から見た第二次世界大戦の記憶をもとに作品創作を行いました。戦時中小学生だった柳田さんのおじいちゃんに当時のさまざまなできごとや、少年の目から見た飛行機へのあこがれなどを、時にいきいきと、時に静かな口調でお話いただきました。

主人公は少女として描かれ、実際には存在しない未来の音楽など追加された要素もありますが、取材を通して感じた〈子どもにとってはたったひと夏の「夏休み」期間〉という視点と、「あこがれ」と「夢」をキーワードに、終戦までの日々を「夏休みの日記」形式で描きました。

また、三年ぶりのDENGEKI参戦ということで、前回上演した「漂流」にも登場する「夢」や「猫のもりちゃん」「友達(姉さん)とのお別れ」など、似せている点も多くあります。(「漂流」は2017.3.11 に再演したバージョンをYoutubeにて公開しています。ぜひこちらもご覧ください。

 

稽古初日から本番まで

8月15日終戦記念日、台風の中で稽古を始めた「夏休み夢日記」。台風に始まり台風に終わりましたが、8.15に稽古スタートをしたことは今回の作品にとって、とても大きな意味がありました。

DENGEKI実行委員のえりころさんに、熱く紹介していただいたBlogやTwitterも、とてもうれしかったです。

今回は灯台とスプーン団員として初出演・初遠征した、花森ももの奮闘もありました。

無事に熊本に到着し、リハーサルを終えた一同。

実行委員会さんもリハ中のお写真を撮ってくださいました。

 

22日は1日オフになり、23日快晴の中、会場へ向かう途中。お昼はガッツを蓄えるべく「黒亭」のラーメンを食べて行きました。

今回の訪問でも、三年前と同様においしいものをたくさん食べて、道中すてきな出会いも多くあり、たのしくうれしい旅となりました。打ち上げまでしっかり楽しみ、帰路につきました。実行委員の皆様には最後まで大変お世話になりました!

三年前、DENGEKIvol.8の様子はこちら

 

シーン抜粋映像を公開します

今回、MIWAKU藍川夢菜さん(第四回公演「藪に坐る人」に出演)のご協力で映像を撮影していただき、20分の作品を5分ほどの動画に編集しました。
本番の雰囲気をお楽しみください。

次回作のご案内も近いうちにできるよう準備を進めてまいります。お楽しみにお待ちください。