
出演者・協力者を募集いたします
灯台とスプーンでは、2022年秋ごろに作品を上演する予定です。
その創作に向けて、出演者・協力者を募集いたします。
今回は、面談の上集まった人たちと話をしたうえで、作品を立ち上げる創作を予定しています。
人数やテーマによって、新作テキストを書く可能性と、既存劇を使用する可能性があります。
集まった人たちと出会い、長期的に関係を育むことで、あらたに別の企画がうまれる機会になればいいともと思っています。
まずはぜひ、お話をしましょう。
ご興味のある方はご応募くださいませ。
募集条件など
・本番は秋を予定していますが、集まった人たちの状況次第で変更がある可能性もあります。
・18歳以上であれば、年齢性別不問です。
・今回は、舞台出演歴のある方に限ります。
・灯台とスプーンに過去出演歴のある方も大歓迎です。
・作品を見たことのない方でも構いません。ホームページをぜひご覧いただき、雰囲気を察してみてください。
・集まった人たちと話し合う時間が多く設けられると思います。
・稽古回数は初めは2週に一回ほど(オンラインの可能性もあります)ですが、秋に向けて増えていきます。
場合によっては本番前数日は空けていただく必要があるかもしれませんが、相談の上決定します。
なぜやるか
新しい表現者との出会いのため、多様な人との作品創作を実現するためです。
応募方法
必要事項を明記の上、お問い合わせフォームよりご応募ください。
一週間以内にお返事をお送りします。
件名:出演者・協力者募集
・お名前
・連絡先
・これまでの経験
・志望動機、やりたいことなど
締め切り:2022年1月末日
作・演出よりごあいさつ
こんにちは、お世話になっております。はじめまして。
灯台とスプーンの代表、田村さえと申します。
これまで、団体でつくられる全ての本公演の作・演出を行ってまいりました。
灯台とスプーンでは、少ないメンバーで話し合いを行い、さまざまな人のご協力を得て作品創作を行ってきました。2015年からスタートした小さな団体の活動は、今年2022年で7年目を迎えます。
これからも活動を続けていきたいと思いつつ、7年目ともなるとメンバーそれぞれ、状況が変わってくるのも事実。特にコロナ禍となった2020年以降、メンバーそれぞれの人生の変化や、叶えたいこと、暮らしの状況をふまえた活動を続けようと話し合いを行ってきました。
表現をつづける人の環境としては、苦境、とも呼べるとてもむずかしい時代が続いています。
個人だけの問題ではなく、人が集まることの難しさや、経営上の難しさ、生活との折り合い、そのほかにも人が関わることで生まれる問題など、さまざまな「簡単にはいかないこと」が、表現をつづけるどなたにも降りかかっているのではないかと思います。
灯台とスプーンも、2021年はミーティングを行うだけで、公演は行えませんでした。
個人の活動として、それぞれが人生を頑張って過ごし、そのことについて話をする場を設けるという形で、活動の火を消さないためにオンライン上で会うことを続けていました。
その上で、今までのやり方では継続した公演実施が難しいだろうという結論が出たのです。
そこで、今年から活動の方法を変えることに決めました。
今後灯台とスプーンは田村を中心とした創作チーム制とし、既存劇の演出を行う可能性もふまえ、新作上演を目指します。今までは、制作の中心業務は劇団員で行っていましたが、これまで以上にさまざまな方の力を借りて、創作を実現していくことになりそうです。
作っていきたい作品はたくさんありますが、やりたいことは、あまり変わらないかもしれません。
演劇を考えるための手段とし、創作を通して社会とどう関係を結んでいくか、
さまざまなひとと、できれば肩の力を抜いて話したい。
旅をしてここではないどこかの景色を見るみたいなことを、
想像の世界のなかでも立ち上げたい。
現実に起こっている難しい問題やそれぞれが抱えているつらさを可視化し、
心のうちを共有できるような場をつくりたい。
面白いものをつくるぞとか、すごいものをつくるぞ、ではなく、
意気込みとしては、自分たちやだれかの生活、暮らしのそばに
いつも演劇が、物語がある、そんな関係づくりを行っていきたいと思っています。
でもそれはきっと、面白かったり意義のあるものに育っていくのではないか、と感じます。
みなさんはこれまで、劇場でいくつかの劇をみたかもしれません。
私は劇を見たあとのお客さまのお顔を、いつもとても緊張し、そわそわした気持ちで見てきました。
そして、そこにはさまざまな、うれしかったり、切実だったり、大切だと思える出会いがありました。
みんなで集まって一つの劇を見た後、ひとりひとりが何を考えたかやその人に起こった変化は、
じっさい劇場を出てしまうと、ほとんど関係ないことになってしまいます。
でも、灯台とスプーンの現場では「演劇をみて、自分の中に生まれた、見つけたもの」を大事に持って帰っていただけるシーンがよくあるように感じていて、それが私の続ける理由になっているのだろうなと思っています。
できれば今後も、その出会いを、続けていきたいです。
灯台とスプーンは、これからも活動を継続していきます。
ぜひ、あなたの力をお貸しください。