
「狐の鏡/透明な縄」に向けて 大間萌夏
灯台とスプーン第7回公演「狐の鏡/透明な縄」に向けて、本公演では毎回恒例の出演俳優さんによるコラムを投稿してまいります。
第四弾は、「草香江ポエトリークラブ」でもご出演いただいた、大間萌夏さんです。
また今回のコラムでは通し稽古中の様子をフォトグラファーの白石悠さんに撮影いただきました。

こんにちは。福岡で舞台を中心にお芝居をしている大間萌夏と申します。
灯台とスプーンさんの作品に関わらせて頂くのは今回で2回目となります。
前回の草香江ポエトリークラブの時のコラムは、自分で文章を組み立てることや、それを読まれることに苦手意識があったのでインタビュー形式で作成させていただいたのですが、
今回は少し勇気をだしてかいてみることにしました。
すこし言葉がおかしなところがあるかもしれないのですが、ゆるーく読んでいただけるとうれしいです。
企画のはじまりと、稽古場のこと
まず、今回の「狐の鏡/透明な縄」への出演は、去年の9月頃にぼんやりとお話をいただいていて、年末頃に正式に決まりました。
だいたいオファーやオーディションなどで舞台への出演が決まったとき、大間は顔合わせの日までありえないほど緊張するタイプなのですが、
なんというか…前作への出演を経て、灯台とスプーンさんの現場なら大丈夫&田村さんの脚本なら大丈夫という安心感があったので、「スケジュール、合わせます!逆に私の方から出させてください!」といった気持ちでした笑
そしてやっぱり、稽古が始まったらキャストのみなさん本当に優しくて、あたたかくて、稽古場全体がほんわり〜〜としていて居心地のよさは前作のときから変わらずでした。

本当に親戚のお兄さんお姉さんにかこまれているような…笑
逆に緊張感がなさすぎてこれでよいのかという気持ちもちょっとありますが、それほどまでに居心地のいい、楽しい稽古場です…!
まっすぐな女の子を演じます
今回の「狐の鏡/透明な縄」では、土砂災害によって住む家をなくした葛葉ちゃんという女の子を演じます。

葛葉ちゃんは、多面性があるようにみえて、すごくまっすぐな女の子なのかなぁと感じています。
まっすぐだけれど、まっすぐだからこその不安定さがあって守ってあげたくなる、見守りたくなるキャラクターです笑
まだまだそんな葛葉ちゃんをどう演じよう、表現しよう、と悩んではいますが、
あらすじにもある通り、葛葉は堀川にひきとられているという設定なので、稽古場では堀川役のしーさん(柳田さんのことをしーさんと呼ばせて頂いております…)との稽古の時間が多めです。
私は本当にしーさんが演じる堀川が好きで、なんだか落ち着くし安心してしまう、その時間が楽しみで、稽古がはじまるときの大間→葛葉への気持ちの切り替えがあまり違和感なく行えているなぁと思います。

大学の研究室メンバーも個性豊かでみんなかわいくてとっても素敵で、このメンバーで4コマ漫画つくれそうだな…なんて思いながら稽古をみています。笑
是非劇場でその空気を実際に観て感じていただけたら嬉しいです!!
さあ残りの稽古もたのしむぞー!!

灯台とスプーン第7回公演「狐の鏡/透明な縄」
2025年3月29日(土)〜30日(日) 福岡女学院大学ハウイ館学生ホール