夜闇にひかる灯台のようにあかりを灯し、
集まってきた人たちと生活をつづけていくように創作をつづけていく。
日々の生活を背に、時にくらい夜の海と向きあいながら
ここから先を照らす、見つめる、そんな演劇を作っていきたいです。
灯台とスプーンは、福岡で演劇を作り、上演している団体です。夜の海にひかる灯台のように「ここから先を照らす演劇」、手を伸ばせば届く、生活に根付いた「おいしい演劇」をコンセプトに、2015年の旗揚げよりさまざまな演劇作品を上演しています。
作品は、詩的でゆるやかな時間の流れるファンタジーの世界観をベースに、女性の視点から見える社会の問題や、生きる上で感じる違和感などを織り交ぜつつ「どうやって生きるか、どう社会とつながりたいか」を考えながら創作しています。
2015年6月 collaboration live vol.1 “Starting over” @プラネティカ短編のリーディング作品を音楽家の深町将詞さんの演奏とともに上演。
2015年9月 旗揚げ公演「狐/真夜中の共謀」@いじかるstudio「ごんぎつね」をモチーフに狐の民俗学・無戸籍児・虐待などを描いた旗揚げ公演。
2016年2月 第二回公演「まがいものの乙女たち」@konya-gallery女の子のつらさ、いじめと復讐、卒業式をテーマに、現役女子大生と創作を行った。
2016年10月 「漂流」@くまもとDENGEKI東日本大震災から5年後を描いた「海をわたる獏」の短編版。
2016年11月 第三回公演「海をわたる獏」@FUCA BASE東日本大震災から5年後の気仙沼に生きるノリコが、失った家族や友達とお別れをするためのお話。
2017年3月 collaboration live vol.2 “Spring assortment”@いじかるstudio陰湿集団とのコラボレーション。宮沢賢治「春と修羅」をベースにしたリーディングhalo/earthなど6作品を上演。
2017年11月 第四回公演「藪に坐る人」@福岡女学院大学ハウイ館ホール生まれた場所の差別や争いを超えて、魔女と人間の少女が「呪いの藪」で暮らす物語。
2018年12月/2019年2月 第五回公演「幸福な山羊王子とおひめさまのはなし」@福岡市赤煉瓦文化館「幸福な王子」をモチーフに、女性同士のカップルに育てられた子・つぐみをめぐるラブストーリー。2019年2月版は、トランスジェンダーの「アトリ」役を男女Wキャストで上演。
過去作品についてはこちらをご覧下さい。