LODGE vol.1 当日パンフレット
2023年8月12日-14日、Lighthouse Camp Circleの「ロッジ」にご来場いただいたお客様へ向けた当日パンフレットです。
ごあいさつ
Lighthouse Camp Circle 「LODGE vol.1」へご来場いただき誠にありがとうございます。
今回、はじまりたてのコミュニティで「あつまる」「はなす」ことを目標に、メンバーたちと創作をともにしてきました。3日間で、さまざまな演目が上演されます。また、「灯台キャンプ場」らしく、あつまった人々との交流も楽しんでいただければと思います。
また、この関わり合いは今回で終わるものではなく、これからも続いていきます。中には、子育てや社会人になったことで演劇から離れていた人も多く、ブランクを気にしている俳優もいます。継続がなかなか難しいと言われがちで、一度の公演で疲弊しきり、次に向けて期間が空いてしまうサイクルを生みがちな演劇の営み(また、それが気合で継続できなければ認められないといった思い込み)から、可能な限り創作にアクセスできる場や交流を行える場を持続することで「やれればいい・自分たちが楽しければいい」という状況にとどまらず、技術・気持ちの面でもそれぞれが持つキャリアを大切にしていけることも、この場を持つひとつの意義になりそうだと考えています。
とはいえ、稽古場はメンバーとその子どもたちも含め、同じ空間でひとときを共にし、楽しくさまざまなお試しを行える関係が生まれていると感じます。その現状を見ていただき、よろしければご感想もいただけますと幸いです。
上演作品について
「鯨骨生命群集」
作:内田龍太郎 出演:服部優、桜井玲奈
深海に住む海の生き物たちに鯨の死体から神話の言葉が分配されていく。
眠ってしまっても大丈夫な海の底のひととき。
「蝶の舞う夢」
作:進藤アヤノ 出演:足立万実(劇団ジグザクバイト)、藤桃子
妹の住む実家へ「浮きに来る」姉。複雑な姉妹の会話劇。
「食べて往くこと」
作:田村さえ 出演:松尾佳美
今年の6月INDEPENDENT FUK:23で上演した松尾佳美さんの一人芝居。
今後も再演をしていこう、という約束の元作り、その一度目の約束の再演です。
ひとりの女性「すみこ」の物語。
「夏休み夢日記」
作:田村さえ 出演:柳田詩織(灯台とスプーン)、花森もも(灯台とスプーン)
2018年くまもとDENGEKIで上演。柳田のお祖父さんから戦争体験を取材し、書いた作品です。
キャストは当時のままですが、演出プランを変えて上演します。
リーディング作品について
「あめふりヶ丘夜想曲」
2020年に諫早独楽劇場にて上演した四姉妹の物語。出演者を全員交代してリーディングします。
「Aliens」
2022年須恵高校演劇部の高校演劇地区大会に向けて書いた、高校生の普段の会話から創作が始まった、コミュニケーションや将来の不安などをテーマにした作品。
「流れ星の郵便屋」
2020年に書き、一度も上演されていない男性三名の作品。
「幸福な山羊王子とおひめさまのはなし」
2018年、2019年に灯台とスプーンの本公演で上演された作品。当時の問題から現状があまり変わっていないなという認識でラインナップに入れました。上演当時の俳優三名が参加します。
「かいじょうゲキジョウ」作:進藤アヤノ
2023年の「まちドラ!」よむドラにてリーディング上演された作品をキャンプメンバーで読みます。
読む人たち:
桜井玲奈、足立万実、藤桃子、久保文恵、福田みゆき
有森楓、服部優、柳田光優、柳田詩織
スタッフ・協力
照明:古野 裕基(そめごころ)
協力:そめごころ、峰尾かおり
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