「草香江ポエトリークラブ」に向けて 村岡勇輔
灯台とスプーン第6回公演「草香江ポエトリークラブ」に向けて、本公演では毎回恒例の出演俳優さんによるコラムを投稿してまいります。
トップバッターは、初共演となる村岡勇輔さんです。
村岡勇輔と申します。
演劇は大学に入学してから始めました。「ギムレットには早すぎる」という団体を2021年に立ち上げ活動を続けています。また、「非・売れ線形ビーナス」にも所属しています。現在、会社員をしながら演劇をしています。
つい先日、母校の西南学院大学の秋公演に携わる機会がありまして、現役生たちのエネルギーと大学の匂いにあてられて、モラトリアム中です。
草香江ポエトリークラブについて
実在する場所をモチーフにした作品に関わるのは、今回が初めてです。これまで、福岡市の西側を活動域としていることが多かったため、「草香江」は馴染み深い町の一つです。
川沿いに良い風が吹く町だと思います。犬も猫も好きな私にとっては、町を歩くと散歩中のワンちゃんや野良ねこちゃんが、いっぱい見られて、幸せな気持ちになります。
私は、「谷崎啓一」という人物を演じます。彼は詩人でありながら、言葉が苦手という一面があり、不器用なキャラクターです。彼の過去に向き合いながら、私の芝居を谷崎に重ね合わせていきます。
博多扇貝の劇場に草香江の空気が流れるように、残りの期間も稽古に励みたいと思います。
灯台とスプーンの稽古について
一般的な演劇の稽古もしながら、町を散歩してみたり、詩を考えてみたり、スイーツを作ってみたりと芝居以外の事も取り組める、新鮮な稽古場です。
いろいろ体験してみることで、より実感を伴って、芝居に取り組めていると思います。
稽古場では、個人的には色々自由にアイデアや思いみたいなものをアウトプットさせて頂いています。
すごく、居心地のいい稽古場なので、とてもやりやすいですね。
また、かおりさんのご自宅で、稽古をさせて頂くことがあったんですけど、ねこちゃんがいるんですよ。とっても可愛くて、癒されました。
このコラムをご覧の皆様へ
カフェを舞台にした、お芝居をします。
ご来場の皆様、それぞれの故郷や過去、あの頃に思いをはせながら、ご観劇いただけると幸いです。そして、お時間に余裕のある方は、ご覧になる前や後に、草香江を歩いてみてください。より、作品の世界を体験できると思います。
灯台とスプーン第6回公演「草香江ポエトリークラブ」
出演
柳田詩織(灯台とスプーン)
村岡勇輔(ギムレットには早すぎる/非・売れ線系ビーナス)
大間萌夏
柳田光優(LIGHTHOUSE CAMP CIRCLE)
池田景(最新旧型機クロックアップ・サイリックス)
峰尾かおり
日時・会場
2023年
12月2日(土)14:00-/18:00-
12月3日(日)13:00-/17:00-
(30分前より受付・開場いたします)
会場:湾岸劇場博多扇貝
〒812-0021 福岡県福岡市博多区築港本町2−1(福岡サンパレス内)
料金
一般前売 2,500円 当日3,000円
学生前売 1.500円 当日2,000円