【新団員】久保文恵よりご挨拶

灯台とスプーンに、新しい団員(灯台守)が加わりました。
久保文恵さんは昨年よりLIGHTHOUSE CAMP CIRCLE(灯台キャンプ場)に参加していただき、公演に関わったり、基礎練の進行を担当してもらう中で交流を重ね、このたび入団となりました。

以下、久保文恵よりご挨拶です。


こんにちは、久保文恵です。

この度、灯台とスプーンに仲間入りしました。
昨年からLIGHTHOUSE CAMP CIRCLEに参加し、灯台とスプーン第6回公演「草香江ポエトリークラブ」では音響スタッフとして携わりました。
学生時代、ただの一観客として観劇していた灯台とスプーンに仲間入りする日が来るとは思いもせず、未だに不思議でたまりません。

撮影:西田珠緒(@ta_m_chacoff)


以前コラムでもお話しさせて頂きましたが、私は大学で演劇部に所属し、大学卒業後は演劇そのものから遠ざかっていました。約3年間のブランクを経て演劇活動を再開したからか、最近周囲によく聞かれることがあります。
それは、「何でまた演劇したいと思ったの?」「どうして役者したいの?」という質問です。
私はこの質問の明確な答えを未だに見つけられていません。

昨年LIGHTHOUSE CAMP CIRCLEに参加してからは、リーディング企画への参加、公演の音響オペ、他団体の公演のお手伝い等を行いました。

これらの経験を通して、私は「人とのつながり」を求めていることを痛感しました。
新たに出会った人と同じ座組で共に公演を作り上げること、お客様から反応や感想を頂くこと、学生時代の仲間達と演劇の場で再会すること、これらに私は大きな喜びを感じていました。

撮影:西田珠緒(@ta_m_chacoff)

「人とのつながり」の最適解が演劇なのかは私には分かりません。
むしろ最適解は他にあるような気すらします。

でも今の私は、時に面倒でしんどくもなる演劇が嫌いにはなりきれなくて、やっぱり好きだなあと思ってしまうのです。

灯台とスプーンの公演に関わった経験はまだ少ないですが、お互いへの気遣いを忘れない温かい空間が心地良く、ここでまた演劇をしてみたいと強く感じました。

最近では、私が何気なく発した一言をきっかけに、月に1・2回程発声練習やワークをしてみたり、過去作品の脚本を読んでみたりしています。
(灯台とスプーン・LIGHTHOUSE CAMP CIRCLEの)メンバー以外の方も参加してにぎやかな日もあれば、田村さんと私との二人しか参加者が集まらずただおしゃべりして終わる日もあります(笑)

ここでまた新たな出会いが生まれたり、最近の気付きだったりを共有したりもしてとても楽しいです。

基礎練でワークをしている様子

これからは正式にメンバーとして一緒に創作出来ると思うと、ワクワクして仕方ありません。
灯台とスプーンの良さは崩さず、少しでも良い刺激を与えられる存在になれると良いなと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。