「藪に坐る人」に向けてインタビュー④ 薔薇園花江さん


「藪に坐る人」インタビュー第4弾は、薔薇園花江さんです。

はじめに、自己紹介からお願いいたします。

薔薇園花江と申します。灯台とスプーンの出演ははじめてです。よろしくお願いいたします。今回の公演に呼んでいただけて本当にうれしいです。

好きな色はえんじ色。好きな食べ物はホワイトチョコレート。甘いものが好きです。趣味はダイエットです。

演劇は高校演劇の頃からやっています。ものすごく大昔ですね。確かあの頃はティラノサウルスがいたんじゃないかしら(大嘘)
今年の8月16日まで、モノクロラセンに所属しておりました。フリーになってはじめての出演です。
昔は、大阪でテント芝居をやっておりまして、アングラ演劇出身だったのですが、結婚や出産のため東北へ引っ越し、その後は自分でプロデュースをしたり、子育てをしながら演劇をやっていました。福岡に住んでからはブランクがありましたが、4年ほど前から演劇に復帰しております。

灯台とスプーンの印象を聞かせてください。

一年前のくまもとDENGEKIの陰湿集団に客演で出演していたのですが、「漂流」で初めて灯台とスプーンを見て、ふしぎなものを見たなあと思いました。会話を緻密につなげてるんだけど、踊ったり、フラフープしたり、動きがすごくあって、きれいな、幻想的なものを見たなと思いました。そのとき安藤さんに「どうせ出してくれないんでしょ?」という話を冗談でしたことがある気がするのですが、それで出してもらったのかなと(笑)

(写真は2016年10月くまもとDENGEKI「漂流」より。もちろん言われたからではなく、母と娘の関係性を作るのに適役と思い、お声かけさせていただきました。)

稽古場の雰囲気はいかがですか。

稽古場は女の子が多くてとても穏やかで温かくてほっとする座組です。
特に演出の田村さんがとてもおとなしい印象の柔らかい物言いなのに、全然押しつけがましくないのに思い通りに人を動かしてしてしまう不思議な演出術……。一緒に稽古してみて本当にこのテクニックすごいなあ、と本当に感心していますよ。私自身すごく時間のかかる役者なのに、とてもとても待っていてくださる。ほかの役者に対しても待ちの姿勢のあるすごい演出家だと思いました。役者をとても信頼してくれているんでしょうね。演出だけでなく劇団員の皆様の雰囲気の柔らかさ温かさが灯台とスプーンの美しくも温かい芝居に繋がっているんだと思いました。


私を含め、客演のいりえとくさんやケニーさんなどのパワー系の役者さん達も客演で参加するということで、灯台とスプーンにどんな化学変化が起きるか、とても楽しみです。

「藪に坐る人」について

今回の作品はファンタジーとありますが、私はとても社会派なお芝居だと思っています。
思想や出自の違いなどで争ったり、差別や迫害で辛い思いをしながら隅に追いやられたり、同じ人間として生まれたのに、どうして争いが止まないのか……。生まれのせいでどうにもならない人生を歩まざるを得ない人がいて、その人を巡る哀しいお話かな、と。


私の役は、主人公リリの母親役です。最初の頃は、母親として自分とは相容れない考え方なのでどう演じてわからず本当に苦しんでおりましたが、相容れないと考えていたのは自分の中でどうしても認めたくない部分があったからなんだなあと今では思います。全く同じではないけれど、自分の子供に対してやってしまったことや押し付けてしまったことなどの過去の自分の嫌な自分の思い出したくない部分を思い出しながら向き合い、苦しみながらも楽しく稽古をしております。
稽古場ではふざけたことばっかり言っていますが色々真面目に考えていますよ(笑)

最後にひとことお願いします

灯台とスプーンの悲しくも美しい透明感のある芝居を是非ご覧になって頂き、皆様にこの世界の中に埋没していただけたらな、と思います。是非お越しくださいませ。

灯台とスプーン第四回公演「藪に坐る人」

日時:2017年11月
17日(金)19:00
18日(土)13:00/16:00/19:00
19日(日)13:00/16:00
※開演30分前に開場いたします。

会場:福岡女学院大学構内ハウイ館学生ホール(福岡市南区日佐3丁目42-1)

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