灯台とスプーンについて

 

夜闇にひかる灯台のように
あかりを灯し、
そこに集まってきた人たちと関わりながら
生活をつづけていくように
創作をつづけていけますように

観に来てくれたお客さんが
ああ観てよかったなと思えるように
ひと口ひと口、一緒に楽しんでいただき
あるいは感じ考えていただき
もしよかったらどこか心の片隅に作品を置いて
生活をつづけてもらえますように

ここから先を照らす、見つめる、

そんな演劇を作っていきたいと思っています。

 

灯台とスプーンは、福岡で演劇を作り、上演している団体です。

夜の海にひかる灯台のように、「ここから先を照らす演劇」、手を伸ばせば届く、生活に根付いた「おいしい演劇」をコンセプトに、本公演では新作長編を発表し続けています。作品は、詩的でゆるやかな時間の流れるファンタジーの世界観をベースに、女性的な視点から抱く社会問題や違和感などを織り交ぜつつ「どうやって生きるか、どう社会とつながりたいか」を考えられるものを目指しています。

創立メンバーは2012年、福岡女学院大学人文学部表現学科岩井眞實演劇ゼミでの公演「水辺のアンシー」(作・演出 田村さえ)で主要メンバーとして作品づくりを行っていた人たちです。卒業後はそれぞれの活動を行っていましたが、2015年2月、再び作品を作るべく集まりました。

劇団、というと少しおおげさなのかもしれませんが、しっかりとした戯曲を作り、丁寧に稽古に取り組み、お客様と共有できる時間を大切にしたいという思いで活動しています。また、本公演の他にも、さまざまな表現者の方とコラボレーションライブを開催したり、見ごたえのある作品づくりを続けていきたいと考えています。

 

これまでの公演

 


2015年6月 collaboration live vol.1 “Starting over” @プラネティカ
短編のリーディング作品を音楽家の深町将詞さんの演奏とともに上演。


2015年9月 旗揚げ公演「狐/真夜中の共謀」@いじかるstudio
「ごんぎつね」をモチーフに狐の民俗学・無戸籍児・虐待などを描いた旗揚げ公演。


2016年2月 第二回公演「まがいものの乙女たち」@konya-gallery
女の子のつらさ、いじめと復讐、卒業式をテーマに、現役女子大生と創作を行った。


2016年10月 「漂流」@くまもとDENGEKI
東日本大震災から5年後を描いた「海をわたる獏」の短編版。


2016年11月 第三回公演「海をわたる獏」@FUCA BASE
東日本大震災から5年後の気仙沼に生きるノリコが、失った家族や友達とお別れをするためのお話。

 
2017年3月 collaboration live vol.2 “Spring assortment”@いじかるstudio
陰湿集団とのコラボレーション。宮沢賢治「春と修羅」をベースにしたリーディングhalo/earthなど6作品を上演。


2017年11月 第四回公演「藪に坐る人」@福岡女学院大学ハウイ館ホール
生まれた場所の差別や争いを超えて、魔女と人間の少女が「呪いの藪」で暮らす物語。


2018年12月/2019年2月 第五回公演「幸福な山羊王子とおひめさまのはなし」@福岡市赤煉瓦文化館
「幸福な王子」をモチーフに、レズビアンカップルに育てられた子・つぐみをめぐるラブストーリー。
2019年2月版は、トランスジェンダーの「アトリ」役を男女のWキャストで上演。

過去作品についてはこちらをご覧下さい。

 

灯台守たち

田村さえ – Sae Tamura

劇作家・演出家。ときどき俳優。
また、灯台とスプーンのすべてのデザインを担当。福岡県出身。
2010年より劇作・演出家としての活動を開始し、現在まで全ての本公演の作・演出を行う。

Twitter id @samystam

 

 

 

柳田詩織 – Shiori Yanagida


俳優・制作・衣装など。福岡県出身。
2009年より役者として演劇活動を開始。役の心情を丁寧に掘り下げた演技が特徴。

Twitter id @Iri5ha0

 

 

 

安藤美由紀 – Miyuki Ando


俳優。福岡県出身。
2009年より役者として数多くの作品に出演し、ダンサーとしても活動。
ギリシャ演劇の研究を行っている。

Twitter id @miyuki_ando

 

 

花森もも – Momo Hanamori


俳優・制作・音響など。福岡県出身。
第4回公演「藪に坐る人」に出演。
第5回公演「幸福な山羊王子とおひめさまのはなし」期間中より灯台とスプーンに仲間入り。

 

 

 

後藤百合香 – Yurika Goto

俳優。福岡県出身。
2020年春に仲間入り。諫早公演「あめふりヶ丘夜想曲」で初舞台。