「藪に坐る人」に向けてインタビュー⑧ 倉本星華さん
「藪に坐る人」インタビュー第8弾は、倉本星華さんです。
はじめに、自己紹介からお願いいたします。
こんにちは、フリーで役者活動をしている倉本 星華です。
今年の春に、九州ビジュアルアーツの声優学科を卒業しました。在学中から卒業後の今まで、福岡を中心にさまざまな舞台に出させていただいております。
特徴は、よく食べるところです。
灯台とスプーンの印象を聞かせてください。
灯台とスプーンさんを知るきっかけになったのが『まがいものの乙女たち』という第2回公演のチラシでした。
(2016年2月上演の第二回公演「まがいものの乙女たち」のチラシ)
その頃の私は、舞台以外のことに興味が向いていたので会場に足を運ぶことはなかったのですが、興味が無かった頃なのに、なぜか頭の中にチラシデザインがずっと残っておりました。
この繊細で静かな雰囲気とお話に触れることができて、とても嬉しく思っております。
出演者募集への応募のきっかけや、稽古について
灯台とスプーンさんへの印象でお伝えしましたが、SNSで第4回公演のキャスト募集を拝見したときも「あの素敵なチラシの劇団だ」と思い、応募させていただきました。
稽古でも毎回毎回新しい発見が多く、実りの多い時間です。
キャストのみなさんも仲が良く、独特な空気感というか雰囲気というか、そんなものを勝手に感じております。そして、稽古のたびに誰かが歌っている?イメージがあります。
役者さん一人ひとりが、自分とかけ離れた「ファンタジーな世界観」の中に生きる役のイメージへ真摯に向き合い、毎回素敵な芝居を見せてくださいます。
そんな姿を見て勉強させていただいてます、ちゃっかり。
「藪に坐る人」について
作品は魔女の村が舞台の非現実的なお話ですが、キャラクターのセリフ・シーンに共感できるところがあります。
自分らしく生きているかな〜とか、
自分の役割って何なんだろう〜とか……。
詩的なだけでなく、風刺的な表現もあって、稽古のたびにこの作品が好きになっていきます。
わたしの役は、魔女見習いの女の子の師匠です、これだけ言うと強そうですね。
どんな風にしたら大人の落ち着きや包容力を表現できるのか、日々苦戦しております。
ただ、こんな女性がいたら素敵だな〜とも思ってます。
強くて優しい女性です、そんな人に近づけるよう楽しみながらがんばります。
最後に一言お願いします
今までに演じたことのない役をいただけて嬉しい限りです。
脚本、演出、役者、美術…こだわりにこだわりぬいておりますので、ぜひ会場でお会いしましょう!
灯台とスプーン第四回公演「藪に坐る人」
日時:2017年11月
17日(金)19:00
18日(土)13:00/16:00/19:00
19日(日)13:00/16:00
※開演30分前に開場いたします。
会場:福岡女学院大学構内ハウイ館学生ホール(福岡市南区日佐3丁目42-1)