「幸福な山羊王子とおひめさまのはなし」に向けてインタビュー⑦いりえとくさん
灯台とスプーン第五回公演「幸福な山羊王子とおひめさまのはなし」に向けてインタビュー第7弾は、いりえとくさんです。
自己紹介をお願いいたします
いりえ とくと申します。ろーらとも呼ばれております。
旗揚げよりほぼ全ての公演に関わらせて頂いてます。
役者としては前回「藪に坐る人」に続き2回目の出演となります。
好きなおとぎ話はありますか。
小さ頃は本を読む習慣があまりなくテレビゲームばかりしていた子供だったので、自分を変えた本にはまだ出会えておらず好きなおとぎ話もこれ!みたいなものはないのですが、おとぎ話というと原体験的にはゲームから影響を受けた剣と魔法の世界みたいなものを想像してしまいます。
(写真は、第4回公演「藪に坐る人」より)
私がこの世で一番愛してやまないゲームとして、「聖剣伝説2」という作品がありまして、内容としては気弱な男の子がひょんな所から岩に刺さった聖剣を抜いてしまい、村を追放され旅をする中で世界を救う宿命を背負っていく…みたいなお話なのですが、王道ながらも綺麗な世界観と芯の強い登場人物達、切なさを誘う物語などなど、とても心象に残る素敵な作品です。
音楽もグラフィックもお話も全て好きなので、今現在の私を形成する要素の一部になっていることは間違いないと思いますし、自分の感覚として「好き」「惹かれる」といった心の琴線に触れるものごとの基準になっているのだと感じています。ゲームの中のお話もおとぎ話としてカウントしていいなら間違いなくこの作品ですね(長くてごめんなさい…)。
「幸福な山羊王子とおひめさまのはなし」について
自分個人としては「辛さ」のお話と感じています。
もちろんその一言で済ませられるものではなく、上手に言語化できるわけでもないのですが、その辛さの背景、その辛さに到るまでの過程、その辛さに至った後の自己との向き合い方など、心が摩耗されながら生きていく人間がその先に得たり見えたりするものを感じられるようなお話なのではないかと思っています。
今回はアトリという、黒山羊で福田さんが演じられた役を白山羊では私が演じます。
アトリもアトリで拭いきれないような苦しみを抱えていて、私もその苦しみと似たようなものを日々感じているなと思っています。
役についても色々お話したいのですが、さらに長くなってしまいそうですし、詳しくは伏せておきます。
観に来られた方に、私がお伝えしたいことが少しでも感じて頂ければ幸いです。
それだけ思いの詰まった作品になっています
色々と長くなってしまいましたが、それだけ思いの詰まった作品になっています。
今回は2つのチーム2つの会場で公演を行うので、言葉通りどの回もそこでしか観られない公演になります。
是非是非、お越しくださいませ。
とても良い意味で、変貌を遂げたろーらの姿も見られるよ!お楽しみに!
2019年2月公演
2月22日(金)20:00、23日(土)13:00/16:00/19:00 @konya-gallery
24日(日)14:00/18:00 @福岡市赤煉瓦文化館(※24日のみ会場が変わります)
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