「幸福な山羊王子とおひめさまのはなし」に騙されまくりました。レビュー:福澤郁美


感想レビューを書いていただきました!

福岡市内でコピーライターとしてご活躍の福澤郁美さんが、灯台とスプーン第五回公演「幸福な山羊王子とおひめさまのはなし」しろやぎチームの感想レビューを書いてくださいました。ぜひご覧ください!

演劇ファンじゃないけどレビュー書きます。

はじめまして、福澤郁美と言います。

灯台とスプーン柳田さんの同級生というだけで、 演劇はさっぱりわかりません。 でもレビュー書かせてもらいます(笑)

私が見たのは「幸福な山羊王子~」のシロヤギ篇。 これがねぇ〜とにかく驚きと衝撃の連続だったんです!

というわけで、 どんな感じだったのかまとめてみました。 少々長いですがお付き合いください。

 

サプライズ1  ポスターに騙された!まず!

このポスターを見てどんなストーリーを想像します?

「キラキラファンタジー? 恋愛モノ?」 って思うでしょう?
私もそう思っていました。 でも、実際はそんな単純なものじゃなかったんです!
登場人物それぞれの悩みや葛藤、 性別を超えた愛・・・。そういったものが絶妙に折り重なった、 大人な人間ドラマだったんです!!
私も「キャピキャピしたいかにもな恋愛ストーリー」を想像していたものですから、いやぁ〜完全に騙されましたね。ちなみに柳田さん情報によると、ポスター制作を手がけた田村さんは 「実際のストーリーと離れすぎたかな?」と 思われていたみたいですが、私はアリだと思います。 このどんでん返し系ポスターのおかげで、 劇中も終始驚かされっぱなしでした!

サプライズ2  10分に1回やってくる小さな驚き

それからこの劇は飽きが来ないんですよね。 だって10分に1回のペースで驚かされちゃうから!
驚きの内容は様々です。 「おぉ!!」と演技をより際立たせる照明・演出。 「そういうことか!」と伏線が回収される驚き。 芸がこまかいなぁ〜と感心してしまいました。

そんな驚きポイントが劇の各所に 散りばめられてるから飽きないんですよね。
そういえば、ポスターに登場する宝石は、観客参加型の演出が仕組まれていましたね。
(シロヤギ篇を観た方はおわかりですよね?)


私もちょこっと参加させてもらいましたが こういうのって、参加できると嬉しいですよね。 嬉しくなって 公演後に写メ撮っちゃいました。(笑)

 

サプライズ3  いい意味で心がえぐられる!

灯台とスプーンの劇はキャラクター同士の関係性にリアリティがあるんですよね。 思わず自分ごとに置き換えちゃうから、 いい意味で心がえぐられるんです・・・。
例えば、主人公つぐみと幼馴染もとこ。 つぐみは大人しい性格の女の子。 一方、もとこはスクールカースト上位のギャル。二人は基本的に仲良しなんですが、 大人になっていくにつれて価値観の違いに気づき、ちょっとずつ距離をとってしまうんです。


(つぐみともとこ、高校時代のシーン)

皆さんも中学・高校の頃、 こんな感じの子がいませんでしたか? 小学生のとき仲良しだったのに、 中学生になったらタイプが違ってしまって急に疎遠になっちゃった子とか・・・。

そういう苦い記憶を 絶妙にえぐってくるんですよね~。

私も劇中、 「あぁ〜、もとこみたいな子いたなぁ〜。 仲良しなのに、なんか深く入り込めない人。」 みたいなことを考えちゃって、 いい意味で心えぐられちゃいました。

でも!その後がこの劇のいいところ。

実は、距離があったつぐみともとこですが、 劇の最後にはいい方向へと向かうんです! 心えぐってくるけど、 最後はちゃんと救ってくれる。 そんな感じです。


(ラストのつぐみともとこ。こちらはくろやぎチームの写真です。)

たぶん最後につぐみともとこが 仲直りしてくれなかったら ずっと落ち込んでたかもしれません。 「仲直りしてくれて、よかったー!」 って思っちゃうから、こっちまで劇に入り込んじゃう。
なんだか、劇が終わった時には泣きそうになるくらい温かな気持ちにさせられました。

 

まとめ こんな人こそ見るべき

とにかく驚きがいっぱい詰め込まれた劇ですから、基本は誰でも楽しめると思います。
ですが、一番見て欲しいのは 「ちょっと悩みを持っている人」じゃないかな。

人の暖かさや愛の深さ、 気高く生きることの大切さ、 そんなことを感じさせてくれます。

劇を見終わった後はちょっとすっきりとした気持ちになれますよ。


最初は同級生のよしみで観劇したのですが、 今ではすっかり灯台とスプーンのファンになってしまいました。 また次回作を観にいきたいなぁ〜と考えています。

 


 

福澤郁美さん、ありがとうございました!

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